♪~ひとりでできるもん、Part2~♪ [雑感(詩)]
もうすぐ2歳のかなちゃん・・・
何でも一人でやろうとチャレンジ・・・
やりたがりの年代ですね・・
りんごだって、自分で選んじゃうよ・・・
ブロック大好き☆
絵本、だーいすき・・・
パパは、野球っ子でした・・・
やっぱりかなちゃんも野球っ子になるのかな?
ママは、曾おばあちゃんに、5冊もアルバムを作って
プレゼントしてくれたよ・・・
6月9日にかなちゃんの2歳のお誕生会がある予定です・・・・・
プレゼント何にしようかな?
人間の目 まど みちお
よちよち歩きの小さい子たちを見ると
人間の子でも
イヌの子でも
ヤギの子でも
どうしてこんなに かわいいのか
ひよこでも
カマキリの子でも
おたまじゃくしでも
ほほずり させてもらいたくなる
ほんとに どうしてなのか
生まれたての生命(いのち)が
こんなにも なんでも
かわいくてならなく思えるのは
いや こんなに
かわいくてならなく思える目を
私たち人間がもたされているのは
ああ むげんにはるかな宇宙が
こんなに近く ここで
私たちに ほほずりしていてくれる
お手本のように!
♪つばめの母さん、頑張って♪ [雑感(詩)]
初夏を思わせる陽射しでありながら、大変に心地よい風が吹くよき日に、
ブロガーのNさんがお伊勢参りに訪れてくださいました☆
やはりブロガーさんとの出会いは、素敵です。
初めてお会いしたのに、旧知の友のように、話が弾み、あっと言う間に
私の知らないジャンルの話を色々伺い、私がする絵本の話も
たくさん聞いてくださいました・・・
Nさん、素敵な時間を共に過ごしていただき、
本当にありがとうございました
内宮でお参りを済ませ、おかげ横丁で食べ歩き。
そして珈琲・・・
さてここを出ると、よく行く陶器屋さんの裏庭に出ます。
あら?
20日(日)に来た時には、なかった
在る物を発見???・
数日のうちに、燕の巣が作られていました。
裏手とはいえ、こうした優しい心遣いに驚いてしまいました。
しかしすぐに、ほのぼのとした心もちになり
嬉しさがこみあげてきました。
ここから巣立つ燕さんの様子を見るため、
またつばめの母さんのがんばりを
お馴染みの童謡詩人 金子みすゞさんの詩に「つばめの母さん」が
あります。タイムリーですので掲載させていただきますね
「 つばめの母さん 」 金子みすゞ(童謡詩人)
ついと出ちゃ
くるっとまわって
すぐもどる。
ついいと
すこうし行っちゃ
またもどる。
つういつうい、
横町(よこちょ)へ行って
またもどる。
出てみても、
出てみても、
気にかかる、
おるすの
赤ちゃん
気にかかる。
☆桜の花のたましいも、みほとけさまの花園に生まれるのね☆ [雑感(詩)]
4月8日(日)は、青空と春風の爽やかな一日となりました。
皆様、この日を待ちわびていたのでしょうね。
例年の出足の2倍くらいの人々で、三重県伊勢市の
8分咲きくらいでしょうか?
いくら見ていても飽きませんね・・・
ついでに失礼します・・・乳母桜の登場でした☆
金子みすゞさんの花の詩を一つ☆
花のたましい
ちったお花のたましいは、
みほとけさまの花ぞのに、
ひとつのこらずうまれるの。
だって、お花はやさしくて、
おてんとさまがよぶときに、
ぱっとひらいて、ほほえんで、
ちょうちょにあまいみつをやり、
人にゃにおいをみなくれて、
風がおいでとよぶときに、
やはりすなおについてゆき、
なきがらさえも、ままごとの
ごはんになってくれるから。
あっと言う間に散ってしまうんでしょうね・・・
今のうちに言っておきます。
また来年のこの時を迎えるまで地道な歩みにはいるのですね☆
ばんざーい☆お兄ちゃんと一緒に待ってるよ♪ [雑感(詩)]
仕事で秋にちなんだ大きな事業を終え、ほっと一息ついているところへ
孫ときたら、うちへ来たら、まずはお気に入りの場所へまっしぐら~
そしてパパが東京出張の時に、やなせたかしさんのアンパンマンミュージアムに
出向き、買ってきてくれたアンパンマン柄の綿入れを着てご満悦の様子です
さてそこで語られたこととは
かなちゃんがお兄ちゃんになるんですって
第2子懐妊の報告でした
心に灯される愛のランプが二つになります・・・
ばんさーい~
さてこういうときには、やはり谷川俊太郎さんの詩を思い出します
生きる 谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと
生きているということ
いま生きてるということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
命を得たことへの感謝、生きてるってことそのもを大事に
一人じゃないってこと、いつもそばに愛があるってことを忘れないでねと、
さりげなく伝えてあげたい。そしてそんなことを感じられるような
一人の尊い命であってほしいなとこの詩を読みながらしみじみと
うーーーん、やっぱり「完璧」って長続きしないね~♪☆♪ [雑感(詩)]
多年草で毎年忘れずに顔を見せてくれます。
そんな心安らぐひと時に茨木のり子(詩人)さんの
一本の茎の上に 茨木のり子 筑摩書房
この中に吉野弘さんの祝婚歌(詩)ができた経緯やこの詩に寄せる
気持ち等が書かれていました。
また面白いことに奥様との夫婦喧嘩などのエピソードも
書かれており偉大なる詩人の素顔が明かされていて、
人間・吉野さんをとても近くに感じられ、
改めて大好きな詩「祝婚歌」(吉野 弘作)を
ゆっくり読み返しました☆
祝婚歌をこれから書きたいと思うのですが、
その前に耳寄りな情報とは・・・・
この詩はとにかく結婚式に朗読されることが多く、
「使用料はいくら?・・・」と
聞かれることがあるわけです。そこで
「これは、ぼくの民謡みたいなものだから、この詩に限って
どうぞなんのご心配もなく」
と~吉野さんがお返事されたと言います♪
吉野さんの著作権に対する考え方のなんともふっと腹なこと、
その言葉を信じて今ここに改めまして全文を
祝婚歌 吉野 弘
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気付いているほうがいい
完璧をめざなないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風にふかれながら
生きているなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
詩集「風が吹くと」より
この詩は、若い人へのはなむけに書かれたものですが
少し年数を重ねた夫婦の胸に響く詩であるとも思います。
今や25年の銀婚式を迎えられない夫婦が五万といると
言われています。様々な理由がありますので、一概に
何が何でも夫婦は、最後まで添い遂げなければいけない
とは言い切れませんが・・・
この詩を初めて読んだ時の感動を思い出しながら、
いつ読んでも何回読んでも夫婦は、
こうある方が長続きするんだと、
本日も拙いブログにお越しいただき