ふーん、なるほど☆演劇とは、希望を語ること☆劇団希望舞台♪ [雑感]
以前もご紹介しましたが、「劇団希望舞台」の観劇に行ってきました
愛知県丹羽郡扶桑町の扶桑文化会館での公演でした☆
今回の演目は、
「釈迦内柩唄」というおんぼの話です。
おんぼ(隠亡・隠坊)とは、
亡くなった人の遺体の埋葬や火葬を職業にしている人。
日本では古代から死を穢れと忌み嫌う結果、死体を扱う人を差別的に
呼ぶ言葉となりました。現代では、あまり使われなくなりましたが、職業
差別を背景とした差別用語として生きていることを忘れてはなりません☆
(希望舞台パンフレットより)
水上勉さんの作品です。
作者水上さんが、この作品を描く動機の一つとして、軍隊の圧制の時代に
人の命を分けへだてることなく、平等に葬ったのは焼き場だけではなかった
かと述懐されているそうです。
その視線から、人間のおろかさ、みにくさ。そして正直者が一番傷ついて
しまう世の中にあって、その地獄のような泥沼を突き抜けて人間の命の
強さ。美しさ。豊かさへの昇華する逆転が描かれている作品です。
今回朝鮮人役で、憲兵から無残に殺されてしまう役の
「今回、劇中歌が変わって、初めて歌うんだよ。間違えるかも?」
なんておしゃってましたが、とんでもない、郷愁を歌い上げた上
劇団希望舞台が永遠に続きますように・・・・
全国津々浦々にて、芝居をしています☆
事務所は東京です。地味ですが、芝居が大好きな劇団員ばかり。
演劇とは希望を語ること(希望舞台HPより)
私たちは、誰にでも親しまれる「現代の芝居」を求めて日本中を歩きます。
身近な生活に題材をもとめ、くらしの中の悲しみ、辛さをあたたかい笑いに
かえて、日本人の笑いと涙、生きることへの生命をうたいつづけて
いきたいと思っています。
公演に必要なすべての仕事を劇団員全員で協力してやっている
職業劇団です。
お近くで公演が在るときには、ぜひ足をお運びください。
味のある劇団員ばかりですので、どうぞよろしくお願いいたします
※今回の公演に、新演出をなさった米倉斉加年さんがお越しになっており
大変に感激しました。また米倉さんの絵本「おとなになれなかったおとうと」の
原画展も開催されており、さらに感動が重なりました☆♪☆