♪さまざまな春の優しさをありがとう♪大阪☆ [詩]
最後のわんちゃんのお散歩に出かけました♪
この花壇のお花は、ボランティアさんの手により管理されており
四季折々に可愛いお花で賑わっています。
通る度に、心を和ませました。そしてボランティアさんの
坂道にさしかかったところに大きな桜の木が植わっています。
その下には、桜の花びらの柔らかい絨毯が、
優しげに敷き詰められていました。
花びらの感触が足の裏に優しく伝わってきて思わず嬉しくなりました♪
公園で遊んでいると、認知症で15歳の柴犬「太郎くん」と
太郎くんの飼い主さんとの、その日最高の出会いがありました。
かつて太郎くんのほかにもわんちゃんがいたそうですが、
その犬も認知症だったそうです。残念ながら去年の7月に他界・・・
そのわんちゃんもとても大切にされていた様子がお話からわかりました。
そして太郎くんのことも、太郎くんの気持ちに添いながら暮らしておられ、
太郎くんへ向けられる優しい眼差にいたく胸を打たれました。
もう二度と会えないであろう太郎くんと優しく寄り添っておられる飼い主さん
との出会いは、大阪が最後にくれたこの上なく優しいプレゼントのような
引っ越し当日に感じたさまざまな春の優しさを胸に、
花のたましい
ちったお花のたましいは、
みほとけさまの花ぞのに、
ひとつのこらずうまれるの。
だって、お花はやさしくて、
おてんとさまがよぶときに、
ぱっとひらいて、ほほえんで、
ちょうちょにあまいみつをやり、
人にゃにおいをみなくれて、
風がおいでとよぶときに、
やはりすなおについてゆき、
なきがらさえも、ままごとの
ごはんになってくれるから。
♥お母さんのたからもの♥ [詩]
イラストレーター、絵本作家
ウソ泣き
ウソ泣きしてたらきみがトコトコやってきて「ぼくがいるからだいじょうぶ」って言うものだからかあさんウソ泣きが本泣きになっちゃった
お母さんお母さん。あなたが亡くなって早いもので、もう十三年になります。遅く授かったわたしの一人息子が小学校に入るまで生きていたいと、口ぐせのように言っていたけれど、あの子が中学生になる春にあなたは逝ってしまった。お母さん。~中略~今のわたしはあなたにそっくりです。自分より背が高くなって、すっかりおとなになって遠くの街で暮らす息子を心配ばかりしているのです。ときどき自分でもあきれます。母親って本当に愚かですね。だからね、お母さん。この詩集は、今ならよくわかるあなたの気持ちを重ねて綴りました。すっかり遅くなったけど、言わせてくださいね。お母さん、ほうんとうにありがとう。あんなに心配してくれたのは、そんなに深く愛していてくれたからなのですね。