「おっぱい、貸してあげるよ」・・・お兄ちゃんだもん♪ [絵本]
「読んで・・・・・」と言わんばかりに大型絵本「おっぱい」を
いろんな動物さんが大好きなお母さんのおっぱいを
ぶたさんのお母さんは、一度にたくさんのこぶたちゃんたちへ・・・
たいへんですね~でもこぶたちゃんたちは元気いっぱい、嬉しそう
そして、この絵本の最後には、
こんな場面が
かなちゃんは、もうすぐお兄ちゃんになります・・・・
あと5か月・・・・
それまでに、こんな風にママのおっぱいを
下の子に貸してあげられるようになってほしいと
バーミは願っています
絵本は、本来1対1か1対少人数で読み聞かせしてあげるのが
ベターだと思います。
しかし最近人気絵本は、集団での読み聞かせにも耐えるように
大型絵本として登場するようになりました。
宮西達也さんのこの「おっぱい」もその一冊です。
大きな絵本が、どかんと子ども達の目の前に現れたとき
「わーっ!」という驚きと言ったらありません・・・
そしてばっと見開き一杯に描かれた絵が、
大きく目に飛び込んできた時、そのインパクトの凄さに、
子ども達は身を乗り出してきます☆
他にも秀作が数多く大型絵本になっていますが、
❦こりゃ まてまて❦ [絵本]
ピヨピヨ靴、愉快なピヨピヨのリズムに乗って
トンネル滑り台・・・・・・「おいで~」手を広げて待つバーミ
ハイスピードで「シューッ~」
公園で遊ぶかなちゃんの姿を見ながら、頭をよぎる絵本と言ったら
作:中脇 初枝 絵:酒井 駒子 福音館書店
まだまだ歩いている姿は危なっかしく「おっとっと」
でも自分の力で歩くのが大好き
目の前に何かみつけると「こりゃ まてまて」
回りは、お構いなしに追いかけて走りだします・・・
かなちゃんも「こりゃ まてまて」遊びが大好き・・・
「こりゃ まてまて」と追いかけると
でもね~
そして最後は、パパに肩車されちゃうんです。
かなちゃんもおんなじだね☆
どこにでもある父子の日常、酒井駒子さんの温もりのある絵に
赤ちゃん絵本なのに~そうなんです。
赤ちゃん絵本には、大人を癒す力、満載なんですよ
本日も拙いブログにお越しいただきありがとうございました
うまれてきてくれてありがとう♪」天使のかなちゃん☆ [絵本]
可愛い~可愛い~こんなに可愛い天使がこの世に居たなんて・・・
と、いつもメロメロのスマイルバーミです
今やあんぱんまん大好き博士~
どんな質問も人差し指1本でOK~
そこでかなちゃんを思うと心にポッと浮かんでくる絵本と言えば
うまれてきてくれてありがとう
にしもとようこ 作 黒井健 イラスト 童心社
「ぼくは、ママをさがしているの。かみさまが、 『うまれていいよ』って
いってくれたから・・」
クマくんやぶたくん、ほかの動物たちはみんなママと一緒です。
ぼくのママは、どこにいるの?
「あなたは、世界でたった一人のかけがえのない存在。
パパやママもかなちゃんがやってきてくれるのを首を長くして待っていました。
でもね。バーミもすごーく心待ちにして待ってたんだよ。
「早く、おいでよ。」って~そしたら天使のかなちゃんがやって来てくれた。
パパもママもじーじもバーミもかなちゃんに「来てくれてありがとう。」って
心から感謝してるからね・・・
「かなちゃん、うまれてきてくれてありがとう」と
子どもの成長って早いですね・・・
命の誕生は素敵です・・・みんなの命がだいじにされる世の中で
ありますように
子どもたちの未来に祈りをこめて・・いのちの芽吹きの物語 [絵本]
豪雪地帯では、雪が色々な悪さをしていますね。
大変な時にこんなことを言ってはどうかと思うのですが、
やはり雪が舞うと、
東日本大震災・福島の原発問題の渦中におられる被災者の皆様へ
あらゆる支援の手が差し伸べられています。
最近は、物やお金だけではなく「気持ちを届けたい」という声が
聴こえてくるようになりました。
絵本作家のいせひでこさんもそのおひとりで、思いを届けたいと
絵本を抱えて被災地に入られました。
その絵本とは、
色々な植物のあかちゃんは、風と光に向かって旅にでます。
本文より
夏のはじめ、ひかりになって 空をおよいでいるのは
ハルニレのあかちゃん
モミジのあかちゃんは ふたごでなかよし
ーにいちゃん おてて はなさないでね
-だいじょいうぶ どこまでも いっしょだよ
ヘリコプターにのるボダイジュ
金髪のムクゲ、マント姿のクマシデ・・・・
ちっちゃなタネたちの大きな努力。子ども達の未来に祈りを込めて
いのちの芽吹きの物語を描いた絵本です。
いせひでこさんは、東日本大震災と福島原発を機に、この絵本を
緊急出版されました。色づけをしないデッサンだけの下書きをし被災地へ
このあかちゃんズをモチーフにしたメッセージカードを被災地の飯館村の
子どもたちに渡されました。
「伝えることは与えるだけでなく、気持ちをわたすもの」と語られたそうです。
とにかく木のあかちゃんたちが愛らしくて可愛いのです。
でもほんとは可愛いだけではありません。小さな小さな命の力を振り絞って
大きくなろうとする努力はすさまじいものです。
この木の赤ちゃんたちが教えてくれます。「子ども達には未来がある、
素敵な命の輝きがある」と、そんな絵本をどうぞご一読ください♪
ぽっかぽか~ほんとうにあった、あったかいお話☆~ [絵本]
第二次世界大戦後にあった、本当のお話を題材に描かれたお話
「アンナの赤いオーバー」(ハリエット・ジーフィールド作 アニタ・ロベール絵)
2階にある絵本の間(あまり整理されていませんが・・・)が大好きな孫です。
孫が引き出す絵本を手に取り読み返すことがあるのですが、
寒い冬になると手に取りたくなるのが、この絵本です。
お母さんは、「戦争が終ったら、新しいオーバーを買おうね。」と
アンナに約束をします。
だってアンナのオーバーは、もう小さくすり切れてしまっていたからです。
しかし戦争が終わったと思いきや物はなし、もちろんお金さえありません。
そこでお母さんは、考えます。そしてあらゆる工夫の末、2年の歳月をかけて、
ようやく待ちに待った赤いオーバーをアンナに着せてあげることが出来たのです。
アンナの赤いオーバーができるまでには、たくさんの人々の力が必要でした。
そこでその年のクリスマスには、オーバーを作ってくれた人々を全員呼んで
母親が自分の大切なものを手放し、やっと手に入れたオーバー。
アンナはどんなに嬉しく、このオーバーを宝物のよに大事にしようと
思ったことでしょう。
箪笥やクローゼットの中に溢れんばかりの洋服がひしめき合っている現代。
この絵本の主題「愛・忍耐・自己犠牲・不屈の精神」がひしひしと感じられると
思います。お子様にもぜひ読んであげて欲しい絵本です。
コールデコット賞受賞画家のアニタ・ロベルタの味わい深い絵と素晴らしい作家
ハリエットの文が読んでいる者の心の深いところに柔らかく語りかけてくるに
違いありません☆
わーわー~伸びちゃいましたよ♪ [絵本]
魚がすいすい
亀山達矢と中川敦子によるアートユニット。2002年より活動を開始。切り絵や工作などの様々な技法を駆使し、色鮮やかでインパクトのある独特の世界観を展開。子供はもちろん、大人も虜にする人気アーティストです。絵本やイラストレーションをはじめ、アニメーション、テレビ番組での工作指導など、様々な分野で幅広く活動中。代表作の「かおノート」など、著書も多数。
tupera tupera(ツペラツペラ
が織りなす、コラージュ絵本です♪
ドキドキ プププー ふふふ ははは あらら
伸びるは、伸びる~
わー、こんなに長くなっちゃった
そして、どこを読んでも面白い☆
この絵本は
読んで飾れる幻のジャバラ絵本
復刊されました
ちなみに裏は
こんな風になっちゃいました
言葉少なですから、親子でお話を作りながら読むのも楽しいでしょう。
もちろん大人が見てもウィットに飛んだ内容と美しいコラージュで
十分に楽しめると思います☆
如何ですか?
tupera tuperaの工作BOOK つくってみよう!へんてこピープル
- 作者: tupera tupera
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2007/07
- メディア: 大型本
♪明日へ帰ろう♪復興支援ソングby徳永英明 [絵本]
9月11日(日)大阪国際会議場で開催された徳永英明コンサート
「VOCALIST&BALLADE BEST」に行って来ました
今回は、前から10列目・・・徳さんに近い近い~幸せ
最後に東北大震災の復興支援ソング「明日へ帰ろう」(徳永英明
作詞・作曲)を合唱☆会場が一体となって、被災者の皆様の幸せを
願って徳さんと共に歌いました徳さんのハートは柔らかく温かです
視聴http://pv7music.blog41.fc2.com/blog-entry-1935.html
明日へ帰ろうの視聴および徳永さんの復興支援に向けての思い等が
ご覧いただけます☆
徳永英明さんと徳永さんのコンサートツアーにご参加の全国の皆様とともに
被災地および被災者の皆様の一日も早い復興を心からお祈りしました
今ある平和に心から感謝です。感謝を思いながら聴く歌は、私の心を
くすぐり、流れ落ちてくる涙を止めることができませんでした(感謝)
お友達ブロガーさんgwan3さんと来年の徳永英明さんのコンサートツアーを
オフ会にしよう♪と密かに約束しました
参加および開催地に関しましては、これから相談する予定です。
その際には、ぜひお越しいただきますようよろしくお願いいたします
ワクワク・ドキドキ「べべべんべんとう♪」 [絵本]
手作りのお弁当は最高ですね~
温かくて、嬉しくて、作ってくれた人の愛をパクパク♪
食文化の変化に伴い、今やコンビニのおむすびが一番美味しいという若者や
子どもの声が聞かれるそうです。
例え、おむすびだけでも手作りのお弁当には、どんなに高いお弁当にも
叶わないようなビタミン愛がたっぷり☆
さて食べ物の絵本を描かせたら天下一品のさいとうしのぶさんの
お弁当の絵本「べべべんべんとう」。
お母さんは大変☆
私も数年間は、こんな日々が続きましたっけ
運動会☆
朝早くに起きて、せっせと少し豪華なお弁当
子ども達の笑顔を思い浮かべながら作りましたね~懐かしい
年に1回の超豪華・・・お節料理~これもある面、お弁当ですって☆
私も毎年、拙いお節料理を作っています。
お節を目の前に迎える新年とそれを囲む家族の笑顔・・・
これこそ素敵な1年の始まりですよね
食の充実は、身体はもちろん心の健康にとって、とても大切。
人の手によって作られた手作り弁当を食べ重ねた心には、
どれだけの愛が積み重ねられることでしょう・・・
私も母の手作り弁当が大好きでした。
何が入っているのか、蓋を明けるまでワクワクドキドキ
本当は、思い出すと、有難くて泣きたくなるほど心に残っています
大阪出身のさいとうしのぶさんの絵本「べべべべんべんとう」、
嬉しいお弁当だけでなく、ちょっとびっくりのお弁当も登場~
なんだろうね?不思議なタイトル♪ [絵本]
作: 谷川 俊太郎 詩 絵: 田淵章三・写真 出版社: 佼成出版社(写真絵本)
「遺言」?
遺言なんて亡くなった方からのメッセージかなと思ってしまいますが・・・
この絵本は、新生児から20歳までのいわゆる子どもからの大人への
お願いを谷川さんが詩という形で代弁しています。
写真家の田淵さんが産まれたばかりの赤ちゃんから成人までの子ども
たちの表情をイキイキと捕らえた写真に詩人の谷川俊太郎さんが、
12編の詩を添えられた写真絵本です。
生まれたよ ぼく
生まれたよ ぼく
やっとここにやってきた
まだ眼は開いてないけれど
まだ耳は聞こえてないけど
僕は知っている
ここがどんなにすばらしいところか
だから邪魔しないでください
ぼくが笑うのを ぼくが泣くのを
ぼくが誰かを好きになるのを
ぼくが幸せになるのを
いつかぼくが
ここから出て行くときのために
いまからぼくは遺言する
山はいつでも高くそびえていてほしい
海はいつでも深くたてていてほしい
空はいつでも青く澄んでいてほしい
そして人はここにやってきた日のことを
忘れないでほしい
希望を持ってこの世に生を受けた赤ちゃんからのお願いに
真摯に耳を傾けたいと思います。
このメッセージを忘れることなく平和で安心安全な世の中を
作って行く努力を大人は怠ってはなりませんね☆
この連載詩は、はじめ作者である私が子どもたちに向かって遺言を書くとい
う発想だったのだが、私はむしろ死に近づきつつある大人よりも、まだ死から
はるかに遠い子どもが大人に向かって遺言するほうが、この時代ではずっと
切実なのではないかと思って、発想を逆転させた。生まれたばかりの赤ん坊
に遺言されるような危うい時代に私たちは生きている、そう感じているのは私
だけだろうか。
-あとがきより
どの詩も躍動感に満ち、子どもの生命力がイキイキと描かれて
います。また写真も大人の目を通したとは思えないほど、子ども
に迫っていますので、子どもを至近距離で感じることができると
谷川さんの子どもからの代弁を子どもの心の声として聴いてみたい方
どうか一度てにとってみてください。
子どもっていつの時代も素敵♪生きる力に満ちています。
そんな力を曇らせることなく輝かせてあげたいですね
あぁ、なるほど・・「希望」って育てるものなのね♪ [絵本]
絵本 「きぼう こころひらくとき」
作: ローレン・トンプソン 訳: 千葉 茂樹 出版社: ほるぷ出版
この絵本を描いた人は、ニューヨークに住む、10代後半の息子さんを
持つ母親です。2001年に起きた9.11テロ事件をきっかけに、当時
4歳だった息子さんに、これから住み続けるニューヨークや世界には
悲惨なことも起こるけれど、生きて行く価値のあるところであることを
この母子は、2005年にアラバマ州でハリケーン・カトリーナに襲われ
家財のすべてを奪われ、自宅に何か月も帰れませんでした☆
繋いだ手と手の間に感じられる温もりって、「安心」を強く感じますよね☆
この手と手の間から「希望」が産まれ育てられるのですね
この子たちは、2004年12月に、スリランカを襲った大地震で津波に学校を
流されてしまいました。しかし1年後にドイツの教援団体の資金で新しい学校
が建てられました
差し伸べられた温かい支援から産まれた「希望」
2007年にティモールでは、選挙戦による暴動が国中で起きました。
その時、ジョージ・ブジョールの提唱で、「平和のローソク」という
アートワークが開催され、1700本のローソクが、人々の心に希望の
火をともしたそうです。
この少女にも、希望という明るいともしびが
心にともされたことでしょう
地球上には、色々な悲劇が起こります。
悲劇の中から希望が見えてくるよ。
何か起きて怖かったり、苦しかったり、悲しかったり・・・
そんな時、心を開いて泣き叫んだとしたら、誰かがだきしめてくれる。
そして手を差し伸べてくれるよ・・・そこからは、必ず「希望」が産まれ
「希望」が育つよ。だから大丈夫・・・
そうすれば、前よりもっと素晴らしい場所になるからね~と
優しく強く語りかけてくる言葉と写真。
大人より子ども達は、不安にかられ心の中に不安を抱え込んで
しまいます。我々大人は、子どもに明るい未来と希望を持たせてあげる
役割があると思います。この絵本は、子どもには希望を・・・大人には希望を
作り、育てる大切さを語りかけているような優しさに溢れています。
母親からの目線で語られる「希望」の意味の深さを改めて教えられた
素晴らしい絵本との出会いを得て、大変に嬉しく思います。
きっと今の日本人にとって、心に響く1冊ではないかと思います。