♪どうぞ母の笑顔が溢れる1日になりますように♪ [絵本]
今回は、5月13日(日)の母の日を意識して、本と絵本を
チョイスしてみました。
先回ご紹介の
参加の皆様の涙を誘いました・・・千恵さんの生き様の影響は
動物を描かせたら秀逸のいもとようこさんの絵本も
母子の気持ちが旨く描かれており、涙が誘われる絵本です。
内容は、
山奥に住む、母と息子。母は、自分の物は、買わずに息子に苦労を
かけまいと必要なものは用意をしてくれました。運動会のときにも
速く走れる靴を周りのみんなが履いているのを見て、息子にも買って
あげます。もちろん貧しい暮らしですよ。
それに息子は、一人ぼっちの寂しさを味わったこともありません。
やがて息子も大人になり社会へ旅立つときがやってきました。
山を離れ町で一人暮らしを始めることになり、不安でいっぱい。
その時も母の励ましにささえられながら乗り越えて行きます。
が、徐々に社会にも慣れ、母からの電話すら疎ましく思うようになります。
しつこい母親に根をあげて、里帰りをしようと思い立ちます。
家に着いて玄関を開けてみると、たくさんの靴・くつ・くつ・・・・・
「なんだかあさん、ひとりぼっちなんかじゃないじゃないか」
しかしよーく見ると
そこにあるたくさんの靴は、息子の子どものころからの靴だったのです。
「おかあさんは、僕を一人ぼっちにしたことはないのに、僕はおかあさんを
ことを大人になった子どもが、今度はしてくれるようになると・・・・
虐待もそうですね。世代間連鎖で親にされたことをやがて子が親に
なったときに繰り返してしてしまいます。
つまり小さいころに愛を子どもが受ければ、
大人になった子どもは、愛する行為を必ず繰り返すということですね。
愛を受けることが人間にとっていかに大切かがわかります。
父の介護に何年も携わり、夜出かけるなどのこととは無縁であった母と
一昨日、夜外食をしました。母は、大喜び。美味しいを繰り返しながら
天国のようだと呟きました。苦労をかけたなと胸が詰まってしまいました
母が、毎朝作ってくれる、ニンジンジュースです。
私の大好きな徳永英明さんのコップに入れて、味わって飲みます。
手間がかかるのに、自分はいいから〇〇〇ちゃん(未だにちゃんづけ)
飲みなさいと言う母。いもとさんの絵本のおかあさんと一緒です。
今日は、日頃の母への感謝と労をねぎらうと共に、
♪ドリペリーサン!で何になろうかな?♪ [絵本]
これは、先回ご紹介した「つきよのかいじゅう」を読んでいるところ・・・
この絵本の次に読んだ今日ご紹介の「へんしんねこた」も大受けでした
さてその「へんしんねこた」とは・・・・
「ぼくは、ねこた。いつも、きたないドラネコさ。」
ねこたは、ある日魔法使いのペリーさんに出会います。
そして「ドリペリーサン!」と呪文を唱えると~
あっと言う間に
「ぐるぐるねこた」になちゃった・・・
ここで本をぐるぐる回すと、子ども達は「わーーーぁ、回ってるぅ」と
ほっといても途中から合唱のように、子ども達は大きな声で
「ドリペリーサン!」と息はぴったり、空気が一つになります♪
あらあら今度は「あなぽこねこた☆」
というように次々に変身して行きます。
「ぐるぐるねこた」にもなっちゃいまいした。
そして最後には・・・
ねこたにとっては、「すばらしい」でしょうけどね☆
ぺりーさんとねこたが入れ替わっちゃいましたとさ・・・
作者の管野 由貴子さんの大変に綺麗な色使いで綴られた絵本。
しかもシンプルなしかけ絵本に、めくられていくページにワクワク、
そして参加型の絵本として扱えば、そこに居るみんなが
一気に一つになってしまうという、いくつもの素敵を
さーて、あなたも 「ドリペリーサン」・・・・唱えてみると、
ギャラリー舫(銀座)、ピガ画廊(南青山)、ギャラリーMalle(恵比寿)、羊画廊(新潟)などで個展を開催。
2003年ブラティスラバ世界絵本原画展(スロバキア)。2005年CWAJ現代版画展。
著書に『ねこたププピピ海のなか』、『つぶらさん』(共にポプラ社刊)、
『しろくまくんのこのあななぁに?』(大日本図書刊)、『ハンカチのぼうけん』(すずき出版)などがある。
♪ナンセンス絵本☆つきよのかいじゅう☆♪ [絵本]
大好きな絵本作家さんの長新太さん
長さんは絵本作家としては、大天才と言われた方です。
子ども達は、キャベツくんなど多数の絵本に一度出会ったら
虜になってしまうほど、子どもを引き付けてしまう魔力があります。
敢えて、今回は、私が大好きな長さんの絵本「つきよのかいじゅう」を
ご紹介します・・・・これは、ナンセンス絵本というジャンルに分類されます・・・
静かな山奥の湖にテントが一張り☆
ここには昔から怪獣が出ると言われております。
テントには男が一人、ネッシーみたいなかいじゅうが出て来るのを
ある晩、ついに湖から声が聴こえてきました。
ボコボコボコボコボコボコボン・・・・・・
何々これ~どんどん大きな声に、いやいや歌かな?
出てきますよ、にょきにょきと・・・どきどき
男はいろいろに想像します・・・「こんなかいじゅうかな?」
でもね☆
うへぇ、よくよく見ると、大男のシンクロナイズドスイミングでは
これは、最大のスクープだと誰もが思うでしょ・・・
ところが☆この男が待っている怪獣ではありませんでした・・・
ええっ???・・
静かな湖に戻ったところで、男は。
「ネッシーみたいなかいじゅうをまってるんだ」と、がっかりしました。
凄い発想でしょ・・・
こだわりの強さを子どもは、ちゃんと理解してしまうのですね。
この結末にこどもは、納得。大人は、ええぇ?
ここが、長さんが子どもの気持ちがとことんわかり、
子どもを引き付けてしまう所以なのかなと思ったりします。
一度お読みください。誰かに読んでもらった方がいいかな?
笑えます。笑えます。この発想には驚きです
♪可愛い、不安、嬉しい、悲しい等子どもの表情が最高♪ [絵本]
毎月購入している、絵本や作者等の紹介老舗雑誌「MOE」5月号に
林明子さんは、子どもを描かせたら右に出る人なしと言われるくらいに
「こんとあき」では、人間の子どものあきとぬいぐるみのこんが
旅に出ます。途中不安が一杯。しっかりもののぬいぐるみのこんに
支えられながらなんとか旅を続けるあき。しかしある事件をきっかけに
俄然頑張るあき。こんとあきの絆、そしてあきの成長。
読みながら何度、涙したことでしょう。そしてこんとあきの微笑ましい
行動に唇がほころんでしまう場面もたくさんです。
大人の方にもぜひとも読んでいただきたい絵本です。
林明子さんは、数多く絵本を出版されていますが、「こんとあき」に
同じ出版社の「ピーター・ラビット」のマクレガーさんや「タンタンの冒険」の
タンタンが登場したり。また「はじめてのおつかい」に出てきたおじさんや
おばさんが「いもうとのにゅういん」に登場してきます。
それを発見した子ども達は、大喜びです。
他の絵本にもいろいろな人が登場し、それを発見するのが
子どもには、たまらない魅力の一つです♪
そんな遊び心がふんだんに盛り込まれた素敵な絵本が、
素敵な絵と心に優しい内容に一度触れると癖になる絵本作家さんが
「林明子さん」です。どうか皆様機会がありましたら、林さんの絵本を
かなちゃん、わんこちゃんだーいすき
とっても仲良しさんです☆
かなちゃんは、洗濯物ではありません☆
じーじがかなちゃんと遊んでいました。
するとぶら下がるは、ぶら下がるは
握力が大したものであることを発見
(虐待ではありません。かなちゃんがぶら下がると意思表示
絵本「ふくしまからきた子」をまずは、手に取ってみてください☆ [絵本]
ふくしまからきた子
松本猛・松本春野 作 松本春野 絵 岩崎書店 出版社
サイン本ゲットです♪(もちろんわが愛する、子どもの本専門店の
みやがわ書店の店長橋村さんのお力で)
故いわさきちひろさんの息子さん松本猛さんとちひろさんのお孫さん
である松本春野さんの共著による絵本です。
みやがわ書店のブックだよりより転載
2001年の3.11以降、子どもを描く絵描きとして自分にできること、それを考え形にしていく作業をこの一年かけてやってきました。
事故後、私は自分の持ちうるツールをすべて使って、微力かもしれませんがこの事態に一石を投じたいと思いました。
唯一私にもわかること、
それは3.11以降、被災地の子どもたちが今まで通りの生活を送ることができなくなったという事実。
そして、その中で大きなストレスを抱えながらも、小さな人生がそれぞれの場所で続いているという事実です。
かわいい子どもを描けるという自負があります。
かわいい子どもを本当にかわいく描いて、
大人の読み手であれば「この子たちがこの先も声をあげて笑い、無限の夢を語り合い、元気に外を駆け回ることができる社会に」
と、切に願うような
子どもの読み手であれば、同じ子どもとして主人公の心に寄り添い、共感し、自分の未来を考えるきっかけになる
そんな絵本にできたらと制作に励みました。
2012.2.17絵本作家 松本春野
娘の春野と「ふくしまからきた子」を作りました。3.11を経験したあと、われわれに何ができるだろうかと娘と話していた時、絵本を作ろうということになりました。
私たちは、大量消費社会にどっぷりつかって、便利になるとことや豊かになることに、ほとんど疑問を感ずることなく生きてきました。しかし、昨年の原発事故は、現代社会の在り方を問い直すことを私たちに求めているのだと思います。
大人向きの原発に関する本はたくさんありますが、子どもが考えるきっかけになる本を作りたいと考えました。一方では、絵本作品として、家族というものを考え、人の心の優しさや悲しさや生きる歓びを描くことができればと思いました。
ささやかであっても、人間が自然と共生して生きる世の中をつくるために、この本が何らかの役割を果たせることを願っています。
2012年春 松本猛
血を分けたお子さんとお孫さんが共に力を合わせて作られた絵本です。
私があれこれ言うより、まず手に取って読んでいただければ、作者の
意図が手に取るようにおわかりいただけると思います。
お子様と共にぜひともお読みいただきたい一冊です。
「無限の可能性のある子ども達」に
安心安全はもとより希望と平和と愛と幸せを手渡したいですね。
☆おいおい、そんなもの飲み込んで大丈夫?☆ [絵本]
かなちゃんが開いている絵本はと言いますと・・・・
こわーいグロテスクなへび
「へび のみこんだ なに のみこんだ」
さく tupera tupera
やみとひかりとへびのはなしです。。。
小学2年生に読み聞かせてみると、夢中になって飲み込んだものを
次々に、当てて行きました。
理由は様々ですが、次々に大きなものまで
さて最後は、
ひかりがほしくて飲み込んだ・・・
こんなに大きな太陽まで・・・・飲み込んじゃったの?
モノクロとカラーのコントラストといい
とんとんと進んでいく言葉のリズムの心地よさ
なぞなぞのように考える面白さのある
☆「愛」そう、人間の愛は、憎しみより強いよ☆ [絵本]
いつも素敵な絵本や本との出会いがある「子どもの本専門店の
みやがわ書店」で出会った「鎌田實著・アハメドくんのいのちのリレー」
この本の内容は、パレスチナ人の少年、アハメドくん(12歳)は、
友だちの誕生日パーティーにおめかしをして出かけました。
しかし出かけて10分後に、アハメドくんの身の上に
それは、イスラエル人兵士による「誤射」。アハメドくんはあっけなく
尊い命を落としてしまったのです。
脳死状態の時に医師が、アハメドくんの父へ臓器移植提供の話を持ちかけます。
アハメドくんの父は、我が息子の命を奪った敵・イスラエル人への
臓器を提供する決断をくだしました。
アハメドくんの命は、消えたかに見えますが、アハメドくんの心臓の
移植を受けたイスラエル人12歳の少女サマハちゃんは、
今もアハメドくんへ大きな感謝を抱いています。
そしてアハメドくんの父親を第2の父と想い慕っています。
しかも将来は医師になりたいと希望しています。
何のために医師になるの?と尋ねてみると
「人の力になるためです。医師になってたくさんの人を救いたい。
イスラエルとパレスチナの平和のために働きたい。」
と強い決意を言葉にしました。
この本は、ご自分も血の繋がらない両親に育てられた医師鎌田實氏が
アハメドくんの新聞記事を読み、5年間も心に温め続けました。
漸く現地に足を運びアハメドくんの父親に実際の話を聴いて、
出来上がった本です。
私が、憎しみの世界に生きていたとしたら、アハメドくんの父のような
寛大な決断ができるのでしょうか?
我が子を殺した、しかも敵の子どもの命を救う選択が
できるのでしょうか?
我が身に置き換えると、早々簡単に決意できる内容ではありません。
ところが実際に銃を持って闘い平和の道を勝ち取ろうと戦うより、
何よりも早く平和になる道をさし示してくれたアハメドくんの
お父さんが実証してくれました・・・
この本を読み、「愛の深さ・強さ・許すことの威力は、
憎しみを超えるものだと教えられました。」
子ども向けですので、とても読みやすく時間をかけずに
一気に読めますので、大人の方にもお奨めです☆
☆見て見ない?だじゃれでぐるっと日本一周☆ [絵本]
わが町が誇る絵本と童話の店「みやがわ書店」へ行ってみると、
みやがわ書店には、店長の橋村さん、またスタッフの
確かな目で揃えられた素敵な絵本が一杯・・・
行けば必ず「よい絵本」に出会えるという
100%信頼が置ける「子どもの本専門店」です。
その中の1冊をご紹介しましょう・・・
その中(ちなみに春の絵本ではありませんが・・・)の
「だじゃれ日本一周」
47都道府県をだじゃれでぐるっと回ってみよう!
各県の名物も随所に登場。旅行気分も味わえます。
親子で笑って楽しんでほしい絵本。
自分が住んでいる県がどのようなだじゃれで描かれているのかは
まず気になるところ~
さて私が住む「三重県」は・・・・
「めがねがくもってみえけん」ですって~
仕事場で子ども達に読み聞かせをして、最も大うけの箇所は
「わたしのおでこひろしまけん」でした。
私もおかしくて、読みながら、「ぷぷぷぷぷーぅ」
長谷川さんの細部にわたり楽しさ満載の絵をくまなくみると
各県の特産物、名物等の発見があり、何度読み返しても
楽しい絵本です。
読み終えるとすぐに「おもしろかった じゃあはじめから
もっかいどう」となりますから
親子で、子どもが単独でも、大人の方も楽しめる10万部突破の
一気に楽しくなること間違いなしのお奨め絵本です
♪パンツのはきかたがわかっちゃうよ^^:♪ [絵本]
月1回の絵本講座の日です☆
もうすぐ来るのに・・・待ちきれずに春を先取り
絵本「さくら」を読みました
実は、2年前の春に当ブログでこの絵本をご紹介したんですよ。
するとすぐにブロガーのミモザさんも「さくら」を読んでくださり、
ご自分のブログにアップしてくださったことを昨日のことのように
覚えています~
そうでしたよね、ミモザさんとても嬉しかったです
この絵本の主人公は、さくらのソメイヨシノさんです。
ソメイヨシノさんが、桜の1年間を語ります。
私たちは、満開の桜の時期にしかさくらには、目も心も行きませんが、
実は春以外の季節にもさくらの命の営みがあります。
虫や鳥にも自分の命を分け与える優しいソメイヨシノさん。
普段知らないさくらの命輝く四季折々が、詩のようなリズム感のある
優しい口調で語られています。さすが、長谷川摂子さんと言った感じ
です。
また写真ではないのですが、観察し尽くされた精巧なタッチで
描かれたさくらがまた素晴らしいのです。
一足先に春をさくらを感じたい方には、ぜひともお奨めです。
さて次にご紹介したのは
主人公のピンクのぶたちゃんが、パンツをはく練習をしています。
右足、左足、つっぱって・・・はけたよと思いきや
よく見たら裏返し~せっかく頑張ったのに・・・
この絵本には、歌まで着いているんです。
そしてピンクのぶたちゃんがころんころんと頑張ります。
小さいお子さんは、ピンクのぶたちゃんと一緒に
パンツのはきかたをきっと覚えられると思います♪
講座の途中であきちゃう赤ちゃんのために
いつも母子のふれあい遊びもやります。
「きゅうりができた」をやりました・・・♪
きゅうりができた きゅうりができた きゅうりができた
(赤ちゃんを抱っこして左右にゆらす)
さあ食べよ
(床に下ろす)
塩ふってパッパパ 塩ふってパッパパ 塩ふってパッパパ パッパパ
(塩をまぶすように全身を指でつつく)
板ずりキュッキュキュ 板ずりキュッキュキュ 板ずりキュッキュキュ キュッキュキュ
(体のあちこちを左右にゆらす)
トントン切ってね トントン切ってね トントン切ってね トントントン
(頭から下に向けて手の包丁でトントンたたく)
おててを ぱっちん いただきまーす
(食べるまねをしてくすぐる)
歌に合わせて
ゆすってもらい、触ってもらい、最後にぱくぱくぱくと
見ている私も心がぽかぽか、顔がほころびてしまいます
毎月1回、心温まる日を過ごしています☆
赤ちゃんとママが幸せであることこそ、これからの未来が
♪~ホーォ 癒されるよ、動物さんの寝顔には~♪ [絵本]
今冬は、いきなりの極寒に襲われ、春がいつもより
待ち遠しく思われました。でももうそこまできていますね♪
春眠暁を覚えず・・・
そんな言葉も、もうすぐやってきてくれそうですね・・・
では、一足早く動物さんの気持ちよさそうな寝顔をどうぞ
作・絵:さえぐさ ひろこ 出版社:アリス館
癒しのひとときを味わえますよ・・・
その癒される動物さんが出て来る絵本と言えば
「ねんね」です☆
きりんさんはそよ風を受けながらすやすや
首は大丈夫なのでしょうか?(笑)
かばくんの寝顔は最高!どんな夢をみてるのかな?
雪にうずもれそうなシロクマさん
でも気持ちよさそう☆
なんといってもアザラシの赤ちゃんは
では心癒されると言えば薄幸の詩人「金子みすゞさんの詩」
春の朝 金子みすゞ
雀がなくな、
いい日和だな、
うっとり、うっとり、
ねむいな。
上の瞼はあかうか。
下の瞼はまァだよ。
うっとり、うっとり
ねむいな。
雀までもが眠い眠い・・・というくらいですから
春って、本当に眠いのですね・・・